大手遊技機メーカーのサミー(株)では、平成14年3月期(H13年4月1日?H14年3月31日)の連結決算を発表。連結売上高は1642億9300万円(前年同期比109%増)、連結経常利益は537億6800万円(同172%増)となり、増収増益となった。
サミーグループでは昨年10月に同社製および、グループのロデオ社製、同アリストクラート社製のパチスロ機約28万台に不具合が生じたため、対象機種導入店への対策部品の提供や休業にともなう損失補填などを実施。それらに係わる特別損失額は59億5800万円となった。しかし、それ以上に昨年1月より販売したサミーブランドのATパチスロ機「ジュウオウ」などのパチスロ機が好調で、業績を大きく押し上げた。
ちなみに、遊技機事業の業績は売上高1528億8100万円(前年同期比121%増)、営業利益は618億6500億円(同154%増)と前期を大幅に上回った。