釘間隔測定システムにパテント侵害訴訟

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 釘間隔測定システムをめぐるパテント訴訟がこのほど明らかになった。提訴は10月30日。第1回公判は12月から始まっている。

 今回訴えを起こしたのは広島に本社を構えるジャパン・システム・アドバイス(JSA/石崎重道社長)。同社が特許を所有する「遊技機用釘間隔測定装置、遊技機管理システムおよび遊技機管理プログラム」を侵害したとしてオフィスジャパン(東京・新井博貴社長)を10月30日、東京地裁に提訴している。

 11月18日、JSA社の東京営業所で記者会見を開いた同社の石崎社長は、「新井社長には平成9年から5年間にわたり私どもの製品を販売してもらっていた経緯がある」と報告。オフィスジャパンから現在発売されている『スーパーチャンサ&チャンサ君』が新井社長も販売を手伝っていたJSA社の『電子釘帳&勘助』に類似している点を指摘した上で、今回の訴訟が『スーパーチャンサ&チャンサ君』の販売差し止めであることを明らかにした。

 訴訟の対象となる特許は2つで、同席した高橋弁護士は、「システム全体とそれに測定器」と補足した。

 争点となる特許はJSAが平成8年に取得したもの。熟練した技術が求められた釘調整の世界に測定という概念を導入。それが結果にどう影響するかを明確化するためのプログラムが特色になっている。

 一方、オフィスジャパンは翌19日、本件の訴状を東京地裁から受け取ったことを12月1日付のニュースリリースで明らかにした。

 それによると、JSA側とのこれまでの経緯に照らしても「まったく受け容れ難い」として今回の訴えを全面的に否認。同社製品の導入パーラーならびに新規導入を検討中のパーラーに不安を与えかねない点に懸念を示し、その対応に全力であたる考えを強調している。

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