日工組、新チップ採用で中古機基板検査を視野

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 来年1月からの型式試験申請分から「V4」(エルイーテック社)と「IDNAC101」(ジャパン・アイディー社)の新チップ採用を決定した日本遊技機工業組合(松原信男理事長)では、新チップ採用に合わせて各加盟メーカーの工場においてパチンコ中古機の基板検査を行いたい方針だ。

 すでに全日遊連(山田茂則理事長)と全商協(寺内一史理事長)との定期連絡会議の席上でその意向を伝え、話し合いを行っている模様。

 この方針について日工組側は、個別IDが付加されることによってセキュリティ強化が期待される両新チップの採用とメーカー検査を合わせることで、より高いセキュリティを確保したいと説明。パチンコ中古機の移動時に検査をすることで、パーラー側も安心できるとしている。

 全日遊連と全商協は、この要望に対して現行方式の維持を主張。現在の「中古機流通制度」が遊技機取扱主任者の点検確認を担保にパチンコ中古機の移動が行われていても、そのことでなんら問題は起きていないとしている。

 現在までの話し合いは平行線を辿っているようだが、日工組側は今後もメーカーによる基板検査を全日遊連、全商協に求めていく方針だ。

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