警察庁は10月10日、「風俗営業の規制及び適正化に関する法律施行規則」及び「遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則」の一部改正案を公表した。同改正は平成16年1月公布、同年7月施行の予定。
警察庁生活環境課が日遊協などの各団体に配付した資料によると、「高い射幸性を示す遊技機の規制」に関する主な改正内容として、(ア)高い射幸性を示す遊技機に対する規制の厳格化、(イ)告知機能に着目した規制、(ウ)遊技機の基準及び技術上の規格における規制内容の明確化、体系化、(エ)ア及びイの結果容認するぱちんこ遊技機の形状に関する個別規制の緩和、の4点を挙げ、とくに(ア)の中では、「回胴式遊技機のストック機能及び同時作動の禁止」などを明示している。
今回の規則改正は、パチスロ機にとってはストック機能の禁止や、いわゆるAT機能に関しては規則に機能として取り込んだ上で短時間での出玉を規制するなど厳しい改正となり、パチンコ機にとっては、出玉に影響しない部分に関しては概ね緩和されていると思われる。