アルゼ、ゴールドX問題で経過説明

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 いわゆる『ゴールドX』問題をめぐり、製造元のミズホおよび親会社のアルゼは7月29日、連名で問題発生からこれまでの経緯を明記した文書を取引パーラーならびに業界誌(紙)に配信した。

 それによると、7月15日にインターネット上に攻略法が掲示されたのを受け、速やかに調査を実施。結果、サブ基板中のデータのバグが原因だったことが判明。早急かつ確実な対策を講じる必要性から「緊急対策」ならびに「型式申請」の2つの対策を検討したほか、これらと並行して暫定対策として変則打ちを制止することを目的に「押し順シール(ゴールドX本来の機械特性に基づいた押し順指定)」貼付の協力を導入パーラーに呼びかけたことを明らかにしている。

 「緊急対策」は、プログラム上でバグを訂正するというもの。しかし訂正後のプログラムの検証に2ヵ月ちかく時間を要することから許可の取得には至っておらず、(機械性能上の変更点はない旨の)誓約書の提出による“仮許可”の申請を現在当局側に陳情している、としている。

 次の「型式申請」は、サブ基板プログラムを一部訂正した『ゴールドXR』を新たな型式として取得する対策だが、これについては「保通協に申請済の自社遊技機との差し替えにより検査の順番を早めて頂くようくり返し陳情をさせて頂いております」と、『ゴールドXR』をできるだけ早い時期に投入したい方針を明示している。『ゴールドXR』の型式申請が行われたのは、攻略法が掲示された翌16日。

 また7月28日には追加暫定対策として液晶画面の一部に変則打ちを牽制するシール貼付の実施に関する回答を当局側から示された模様で、対策の詳細については「取り急ぎ弊社営業社員より取引ホール様にご紹介申しあげます」と明記している。

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