従来の箱型とは異なるテーブル型のパチスロ筐体『ベガスロ』(意匠登録済み)は、昨年8月の「パチンコ・パチスロ産業フェア」にて参考出展されたもので、ラスベガスを意識した筐体デザインが話題だ。すでに第1弾機種『リニアフラッシュ-30』が今年1月29日に保通協を通過。各都道府県公安委員会に持ち込まれており、8割方で検定を通過している。さらに3月、4月には別の機種の保通協への持ち込みが予定されているなど動きは活発だ。
『ベガスロ』では、Aユニット(ソフト)とBユニット(筐体)の2つのユニットに分かれる脱着式を採用。価格は正式には決定してないが、オーイズミ製を導入する場合の初期導入費用としてAユニットが25万円、Bユニットが35万円の計60万円となっている。従来のパチスロ機に比べコストが掛かるが、Bユニットはオーイズミと提携するリース会社による2年リース(最大3年)とすることで、同社の試算によると従来機よりもコストを抑えることが可能だという。
ソフト開発に関しては、同社は現在、パチンコメーカーの三洋物産、豊丸産業の2社と提携。独自の開発も進めており、オーイズミ側の見通しでは夏頃にも新機種が登場しそうだとのこと。実際、夏頃の発売も要請している。
『ベガスロ』は従来のパチスロ筐体より面積(従来機50台のスペースに対し約30台)を取るため、計画当初は新規店への導入を想定していたが、既存店から導入の要望もあり、注目度は相当高いようだ。