カード裁判、上告棄却で日本GCが勝訴

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 3月7日付け日本ゲームカードのニュースリリースによると、日本ゲームカード(株)と歌麿観光(有)との間の不正カード利用を巡る訴訟に関して最高裁判所は2月27日、歌麿観光の上告受理申立を棄却する(上告を受理しない)決定を下した。これで日本ゲームカードの実質勝訴が確定した。

 大阪市内でパーラー経営を行う歌麿観光は平成12年9月5日の大阪高裁の次の控訴審判決を不服として同年9月18日最高裁に上告及び上告受理の申立を行っていた。控訴審判決の内容は(1)歌麿観光は、日本ゲームカードに対し、損害賠償金1億6100万円及びその金利を支払え。(2)日本ゲームカードは、歌麿観光に対して買掛金3200万円及びその金利を支払え。なお歌麿観光の損害賠償は棄却。(3)訴訟費用は14/15を歌麿観光、1/15を日本ゲームカードが負担、というものであった。

 なお、この大阪高裁の判決は平成10年5月15日に大阪地裁が出した判決、日本ゲームカードから歌麿観光に4362万円と金利分、歌麿観光から日本GCに6110万円と金利分、その他の支払いを命ずるの内容に対して、両者が不服として高裁に控訴したもの。この時点で歌麿観光は日本GCに対して一方的な契約破棄とPL法による損害賠償で約30億円を要求していた。

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