(株)西陣および(株)ソフィアは3月24日、東京・千代田区の『赤坂プリンスホテル』で新機種『CR浮世絵シリーズ』の発表展示会を盛大に開催した。シリーズ機はフル時短タイプの『GS』とハーフ時短タイプの『VS』の2機種で、賞球数はいずれも「4&15」。大当たり確率は『GS』で1/345.5(確変中:1/53.13)、『VS』で1/315.5(確変中:1/63.1)というスペックだ。
同シリーズの最大の特長は、液晶画面は絵が浮きでるような立体映像を実現した点だ。これは西陣(ソフィア)独自の技術によるもので、同日の会見でソフィアの荒井研究開発部長は、開発に4年を費やしたことを明らかにした。
この技術は「基本的に映像を二つ重ね合わせる方式をとっているもので、視点をずらすと2D(平面)で見ることもできる」という画期的な新技術。立体映像の権威で知られる早稲田大学の河合隆史教授も強い興味を示しており、ちかくこの新技術を国内外の学会に報告することも検討中とされている。目に優しい点も注目だ。
構造自体も西陣の完全なるオリジナルで、この液晶部分がユニット化されているのも目を引く。ユニットは「デルモニユニット」と命名されている。また同社では今回の新機種発表を機に枠のマイナーチェンジもあわせて実施。『ビーブルーモデル』を発表している。なお、新枠本体での納品は4月から、旧枠使用によるベニア板での納品は5月からはじめる方針だ。