京都府遊技業協同組合(木下芳明理事長)ではこのほど、不正改造に関する情報を広く一般から集め、必要な場合は、店舗自身による自主点検を勧告する不正対策システム『不正情報110番ダイヤル』を開設、2月1日から運用を開始している。
このシステムは同協組で昨年12月1日から施行している『遊技機等不正改造根絶対策要綱』に基づくもので、一般から寄せられた情報は不正情報データ収集管理会社を経由して同協組事務局に通報される仕組みで、情報を分析、精査したのち、機械・PC対策委員会が具体的な実施方法を協議。こうした報告を踏まえ点検の実施は最終的に理事長が決定する。
点検は、当該パーラーによる自主「目視」点検が原則だが、当該パーラーが同協組に対し合同点検を要請した場合や理事会で別に点検方法に関する決定があった場合は、当該パーラーと理事長の指定者合同による目視点検並びに点検機器を使用する点検を行う方針だ。
点検が必要となる対象機は、
(1)不正改造事犯で摘発された同型式の遊技機等で、不正情報が多くある遊技機等
(2)不正改造の蓋然性が高い不正情報のある遊技機等
(3)不正情報が著しくあり、又は、ゴト被害が多くある遊技機等
と、この3つのケースを想定している。