宮城県遊協が経営者研修会を開催

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 宮城県遊技業協同組合(小山重道理事長)は1月29日、仙台市内の「パレスへいあん」にて新春経営者研修会及び新年懇親会を開催。健全営業推進の重要性を改めて確認した。

 研修会ではまず、宮城県警本部生活環境課・芳賀敏郎係長から「健全営業について」の講話があり、

(1)ユニットに関しては誤解があり、現金玉貸機の交換は変更届出扱いになるがCRユニットは変更承認扱いとなる

(2)指示処分を科せられるパーラーは、従業員名簿を備えていなかったなど基本的な事項の違反が多い

(3)宣伝・広告に関して警察庁の指示に基づき宮城県警でも組合を通じて各パーラーに基準を示しているが、一部のパーラーでは守られておらず、今後は行政指導、指示処分も有り得る

 と3点を指摘し、この要点を経営者が従業員に徹底するよう要請した。また、不正機問題、宣伝・広告問題等については「正直者が馬鹿をみることがないよう取り締まり強化する」ことを強調した。

 続いて同県警本部暴力団対策課・阿部眞課長補佐が最近の暴力団の傾向について、

「他の団体に偽装をするケースが多々あり、パーラーも知らぬ間に暴力団に関わっている可能性がある。暴力団に対応する場合は、限界がある個人対応ではなく組織対応が重要」と対策を示した。

 その後の新年懇親会で挨拶に立った小山理事長は、

「今、あらゆる業界がモラルハザード、デフレスパイラルに陥っている。もしもこの業界に活力が残存しているのならば、地域社会の活性化、地域経済の活性化のために組合員、業界各社ともに手を携えて頑張ろうではないか」

 と業界関係者が一致団結することで、さらなる健全営業、社会貢献の推進を誓った。

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