TUCショップで強盗殺人事件

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 11月10日の午後5時40分ごろ、東京都武蔵野市境南町2丁目のパチンコ景品交換所『TUCショップ境南店』で、従業員の小室由利子さん(80)が胸を刺され、運ばれた病院で死亡した。ショップからは刃物を持った若い男が逃走したのが目撃されており、警視庁は強盗殺人事件とみて男の行方を追っている。目撃した男性が一時男を追いかけ、もみ合いになったが、男性は手に軽いけがをし、男はショップから奪ったとみられる現金96万5000円を落としたまま、再び逃走した。

 TUCショップは、都内で流通するパチンコの金地金賞品を専門に買い取るショップで、8月末時点で771店舗が営業している。管理は東京ユニオンサーキュレーション(TUC)がおこなっているが、ショップで働く従業員はTUCの株主である企業や個人商店などが独自に雇用している。立地場所や防犯設備などで厳しい審査があり、防犯マニュアルも徹底しており、他の景品交換所と比べて犯罪に強いとされている。なお、TUCショップでの殺人事件は初めて。

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