5月10日に破産宣告を受けた長崎県大村市の(株)シンフォニーの貯玉会員に対して、貯玉補償基金(深谷友尋理事長)では基金からの補償を適用した。補償額は約2400万円に上り、貯玉会員の中には100万個を超える貯玉をおこなっていた会員もいた。
関係者によると、パーラー《シンフォニー》(総台数500台)の総会員数は6500人で、そのうち貯玉をしていた会員は2400人。総貯玉残数(玉換算)は約600万個、金額にして2400万円分となっていた。また、会員のなかには一人で100万個(400万円相当)を超える会員がいたほか、2万5000個超(10万円相当)の大口会員も44名いた。
貯玉補償基金では5月下旬に旧店舗で貯玉会員向けに補償をおこなう告知ポスターを掲示。6月上旬には貯玉会員に補償の案内ハガキと賞品カタログを発送した。貯玉数の少ない会員には6月16日から22日までに旧店舗に賞品交換場を設けて対応し、大口の会員にはカタログから選択してもらった賞品を発送している。
7月7日現在の総補償玉数は約540万個、総補償会員数は290名。なお、400万円相当を貯玉していた会員もカタログの中から賞品を選んでもらっているという。