『テッケンR』は新筐体「キングモデル」の第1弾。新筐体では12・2インチのワイドパノラマ液晶を採用しているほか、グラフィックエンジンに「プレステ2」用チップを搭載、ハイビジョンと同等の解像度を実現している。また業界初のデジタルサウンドシステムを搭載しているのも特長。
同機のモチーフとなったのはゲームメーカー・ナムコの人気格闘ゲーム「鉄拳」。「鉄拳」の制作スタッフと山佐の開発スタッフによる共同プロジェクトにより開発され、映像は全てナムコが同機のために制作し直した完全オリジナル版となっている。
スペックは内部的に7ラインを採用したA−400のストック機で「鉄拳チャンス」に突入することでボーナスの連続性がアップする。「鉄拳チャンス」は通常時のチャンス目を引くと突入する可能性が高く、「鉄拳チャンス」中はボーナス放出確率が約1/10にアップ、さらに幻のキャラクターである「デビル」とのプレミアバトルに勝利するとボーナス放出確率が90%にまでアップする「鉄拳ラッシュ」に突入、この「デビル」に負けるまで「鉄拳ラッシュ」が続くのも特長。
記者発表会で佐野慎一社長は、「これまで独立独歩で機械の開発を行ってきたが、世界に名だたるナムコさんと共同開発を行ったことを嬉しく思う。長期にわたる開発の中で、様々な経緯を経ながら完成した機械。出来も一番いいものに仕上がった」と挨拶。完成度の高さをアピールした。