日本電動式遊技機工業協同組合(國嵜隼任理事長)は4 月21日の役員会で、7 月1 日から施行される新規則で事実上、CRパチスロ機が認められた情勢を受け、日電協としての今後の具体的な方針を確認した。
それによると、CRパチスロ機は現行のCRパチンコ機同様、CRユニットと接続しなければ動作しない構造になるが、これについてはあくまで「CR対応専用機」に位置づける考えで、従来どおり現金機として出荷する場合は、遊技球等貸出装置接続端子板は搭載しない方向を確認した模様だ。
日電協では当初、新規則に対応した新要件機以降は、CR機であるかないかにかかわらず、すべてのパチスロ機に遊技球等貸出装置接続端子板を搭載する方向で協議してきたが、同端子版の搭載機でCRユニットに接続せずに稼働させる場合に空き端子が出てくるため、セキュリティ上の問題からこの“一律搭載”を見送り、CR機と現金機の2本立てで新要件パチスロ機の開発に取り組むことが決まっている。
なおCRパチスロ機への特典として日電協が陳情していた現行の50枚を超えるクレジット機能の付加については今回は認められなかったとしている。