重症の心身障害者が入園、利用している社会福祉法人・島田療育センター(東京・多摩市)を支援していくため、都内の遊技場組合等から平成15年中に募られた寄付金が1月28日、島田療育センターを守る会(稲葉憲司代表世話人)を通じて、同センターに寄贈された。
この寄付活動は、都内の遊技業界関係者等で組織する『守る会』のメンバーが中心となって昭和50年から実施しているもので、今回は都遊連傘下の3つのブロック協議会と30の地区組合、神奈川県遊協からは1組合、そのほか、東京商業流通協同組合や東京ユニオンサーキュレーション、東京菓子食品卸商業協同組合、神奈川福祉事業協会などが協賛し、計525万2245円が集まった。
贈呈にあたり、守る会の稲葉代表は、「昨年の募金ではセンターのグランド整備費や職員の研修費、医療機器の購入などに使われたと報告をいただいている。今後もできるかぎり業界の人にこの活動を認知してもらい、センターが存続する限り、お金だけでなく様々な支援活動をおこなっていきたい」と挨拶。これを受けて島田療育センターの木実谷哲史院長は「昭和50年から始まったこの募金も累積で1億7000万円を超え、物心両面で支えてもらい、大変感謝している。寄付は入園者にとってよい環境となるよう使わせていただきたい」と謝辞を述べた。