長野県警察本部生活安全部と岡谷署は11月29日、正規ロムをまねた文字の書かれた不正ロムをパチスロ機に取り付けてパーラーに販売したとして、商標法違反の疑いで、パチスロ機販売会社のコァインターナショナル(東京都台東区、金恵淑社長)の自称会長橋本学(57)=東京都調布市=、社員真鍋敬(38)=東京都調布市=、社員大西昇(41)=千葉県船橋市=の3容疑者を逮捕した。11月30日付けの信濃毎日新聞などが報じた。
調べでは、橋本容疑者らは今年7月中旬、大手ロム製造販売会社・エルイーテック(東京都)の登録商標「LETech」に似せたロゴが書かれた不正改造ロム8個をパチスロ機8台に取り付け、長野県岡谷市内のパーラーに販売した疑い。取り付けられたロムは大当たりを不正に出すもので、同署などは余罪を追及している。
販売された翌日、岡谷署員がパチスロ機を検査したところ、不正ロムが取り付けられていたことが発覚した。大当たり確率を店側で意図的に操作し、売上を伸ばそうとしたとみて、調べている。橋本容疑者は取り調べに対して、「身に覚えがない」として容疑を否認しているという。