ALSOK、入金オンライン『小型機』を発表

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 ALSOK綜合警備保障(株)(東京都港区/村井温社長)は8月25日、現金の盗難防止システムとして急成長を遂げている入金オンラインシステム『小型機』の予約販売を9月1日から開始すると発表した。

 この入金オンラインシステムは銀行など金融機関で吹き荒れたリストラの影響で、従来銀行のサービスの一環として行われていた現金の集配金業務が廃止や有料化に向かった流れの中から提案されたもの。大型機および標準機はすでに約600店舗のパチンコパーラーへの導入実績を持つが、97年の発売から累計の導入件数は約6000店舗にのぼっている。

 システムは、入金機に投入した現金を電話回線を通じてALSOK側に伝送、翌銀行営業日に導入店舗の指定口座へALSOKが立替資金を振込入金する仕組みで、今回の『小型機』は飲食店など一日の売上高50万円小規模店約20万件をターゲットに据えており、パチンコパーラーでも併設される複合店舗などへの導入が見込まれている。価格は月額7万円。

 なおパチンコパーラーに普及している大型機および標準機の価格は月額13万円。ただ、集配金回数によって料金は変動する。たとえば景品仕入れの支払いを銀行決済で対応している店舗の場合は売上金額がそのまま入金機に投入されることから、一日の入金分で収納限度いっぱいになることも想定されるため毎日の回収が必要となることが考えられるが、景品仕入れを現金払いで対応している店舗の場合は売上から景品仕入れ額を差し引いた粗利額の入金になるため、それだけ回収サイクルも短くすることができる。

 入金機の収納量は、大型機で紙幣は5000枚、硬貨は9000枚。標準機で紙幣3500枚、硬貨4500枚。今回の小型機では紙幣1500枚、硬貨3500枚となっている。

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