03年11月27日号の『週刊新潮』に掲載された「パチンコ業者から平沢勝栄代議士に渡った『4000万円』」の記事をめぐり、著しく名誉を傷つけられたなどとして平沢衆院議員が発行元の新潮社に1億円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求めた控訴審判決が7月7日、東京高裁で開かれ、新潮社側に300万円の支払いを命じる判決が言い渡された。7月8日付朝日新聞朝刊が報じた。
一審判決では平沢議員の請求は棄却されていたが、今回の控訴審判決では逆転、請求の棄却を取り消し、ただし謝罪広告の請求は退けている。
平沢議員は警察庁の元保安課長。90年にスタートしたプリペイドカードをパチンコ行政を司る現職課長として業界へのプリペイドカード導入を強力に推進した人物で知られる。