業界5団体、景品充実への取り組みを決議

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 全日遊連、日遊協、同友会、余暇進、PCSAのパーラー関連5団体は12月18日、賞品(景品)の取りそろえの充実を図るため各種方策に取り組むことを決議した。

 決議ではまず、現在陳列されている賞品の種類数が200種類に満たない状態、品目数が4品目に満たない状態、価格面で1000円以下の物品しか置かれていない状態のパーラーについて、2007年6月末までに解消することとした。この200種類に関しては、「物品自体を陳列しなければならない」とした。

 また、07年12月末までに、賞品の種類数を500種類以上、品目数では5品目以上をすべての店舗に陳列することも決議した。遊技機の設置台数が500台を超える店舗は、その台数と同じ数の種類以上の陳列が求められる。この際の賞品の陳列は原則、物品自体とするが、スペース等の問題で物品自体の陳列が困難な場合等は、少なくとも200種類を物品自体の陳列とし、それ以外は物品の写真やパネル等で陳列することも良いとした。

 さらに、賞品の全てを物品自体や写真・パネル等で陳列することが困難な場合は、取りそろえるべき賞品の半数以下において、カタログ方式による賞品の提供のほか、コンピュータの画面等を通じて賞品を選んでもらう方法もおこなえるとした。また、地域の商店街と連携し、そこで販売されている1万円以内の物品についても、商品名や交換玉数等を具体的に写真やパネル等で表示して提供することも、賞品取りそろえの充実に向けた方法として取り入れていくこととした。

 一方、警察庁生活環境課は12月20日、業界5団体のこれら賞品の取りそろえの充実に関する決議を受けて、都道府県警察に対し、パーラーの賞品の取りそろえ義務の履行に関する指導および取締りを行うよう文書を発出した。

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