今年4月19日に電話相談を開設していた、ぱちんこ依存相談機関「リカバリーサポート・ネットワーク」(事務局/沖縄県西原町・西村直之代表)に寄せられた電話相談が8月末までに延べ499件に達していたことが分かった。10月12日に開かれた臨時全国理事会後の全日遊連の記者会見で報告された。この相談機関は全日遊連の支援のもとに設立した同連合会の第三者機関に位置づけられている。
報告によると相談電話は41都道府県に分散、ほぼ全国的に寄せられたほか、相談者の72%までが他の相談機関への相談経験のない人たちだったことも判明。パチンコ以外の他の遊技・ギャンブル問題を合併している相談が全体の約10%で、90%はパチンコ依存に悩む相談で占め、少なくとも65%が借金問題を併発していることも確認されたとしている。また相談者の約6割が女性だったことも分かった。
こうした状況から全日遊連では本年度の相談件数は1000〜1500件に達するとの予測を立てている。