9月10日の静岡県熱海市長選挙で現職市長を破り初当選した斉藤栄市長は10月11日、市議会一般質問で、前市長が推進していたカジノ誘致策を容認する発言をした。10月12日付け毎日新聞電子版が報じた。
斉藤市長は先の選挙戦のなかで、カジノ誘致に批判的な発言をしていたが、市議会で金子芳正市議(公明党)の質問に答えた斉藤市長は「誘致初年度の経済効果は293億円、誘発雇用が7600人ある。市民生活への影響、とくに青少年の育成やギャンブル依存症の問題をクリアするなど、市民の了解を求めながら慎重に進める」と今後もカジノ推進策を継続する方針を示した。
熱海市では、自治体と民間が一体となり熱海・カジノ誘致協議会(森田金清会長)を設置。これまでに模擬カジノパーティの実施や経済効果の試算など、地ならしをしてきた。