山形の大成商事、札幌に大型複合施設

投稿日:

 山形県内を中心にパーラーチェーンを展開する大成商事(山形市/高橋明社長)は、北海道ナ初となる大型複合レジャー施設を札幌市内に建設する計画を固めた。8月8日付け山形新聞が報じた。

 この計画の建設費として8月7日、総額27億円となる無担保私募債を発行し、三井住友銀行が全額を引き受けた。満期は8年で、償還は一年目が据え置き。その後、半年ごとに均等割りで返済していく。私募債の発行額としては東北で最大規模。なお同社は昨年9月にも三井住友銀行を引受銀行として約8億4000万円の私募債を発行していた。

 札幌市内に建設する複合レジャー施設は敷地面積が約3万3000平方メートルで、敷地の半分を購入し、残りは賃貸契約とする。遊技機設置台数1200台のパーラーを中核施設として、天然温泉施設、飲食店、ゲームセンターなどのテナントが入居する予定。建物の建設費用は25億円にのぼり、ほかに数十億円がかかる見込み。早ければ年度内に着工する。

 大成商事は06年8月中旬現在で18店舗のパーラーを展開。昨年9月、仙台市に温泉浴場などを備えた東北最大規模の複合レジャー施設『ベガロポリス』を出店し、同施設は一日当たり平均1万人の集客があり、経営が順調に推移しており、このノウハウを活かし、仙台の施設と同規模の複合レジャー施設を札幌市に建設することを決定した。2011年までに売上高3000億円(07年3月期予想1500億円)を目指しており、今期中に北海道に4店舗、初進出となる新潟県に1店舗の合計5店舗の出店も計画している。

-業界ニュース

© 2024 グリーンべると(パチンコ・パチスロ業界メディア) Powered by AFFINGER5