山田理事長、北遊連総会で景品問題に言及

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 北海道遊技事業協同組合連合会(田中亀雄理事長)は7月13日、札幌市内のホテル札幌ガーデンパレスで平成18年度通常総会を開催した。当日は田中理事長が急きょ体調不良により欠席、光金守弘、畑中正義の両副理事長が議事を進行した。

 冒頭、田中理事長の挨拶を代読した光金副理事長は、先ごろ自民党内の小委員会においてカジノ合法化に関する「基本方針」が策定され、早ければ4年後に日本初のカジノ施設が誕生する見通しを明かしたうえで、「いわゆる賞品買取問題が喫緊の問題となっている。北海道の独自性を持った買取システムの構築に向け、真剣に取り組んでいきたい」と賞品買取問題の早期解決を訴えた。

 一方、総会終了後の健全化推進セミナーで講話をおこなった全日遊連の山田茂則理事長も、カジノ構想を背景とした業界の賞品買取問題に警鐘を鳴らし、「賞品買取システムは各地でさまざまなものがあるが、パーラーと買取所がまったくの無関係であれば直ちに違法にはならないとの見解が警察庁から示されている。ただし、賞品買取りのための景品(特殊景品)に果たして市場価値があるのかという点も考慮しなければならない。その景品が、どこでいくらで販売されているのかを立証できなければ、使用できないことになる」と述べた。

 セミナーではそのほか、(財)北海道防犯団体連合会の筒井昭雄専務理事による講話「ぱちんこ業界への期待!」、(株)アヴァンスの専務で業界ライターとして知られるチャーリー湯谷こと中田藤生氏によるホール経営戦略セミナー「射幸性を抑えた『遊べる遊技機』の導入に伴うこれからの営業戦略」がそれぞれおこなわれた。

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