会の冒頭、片本通社長は今回のプロジェクトの趣旨について、「ここ1、2年の間に、ホールの客が減っているという営業マンの声をたくさん聞いている。そうした状況を放置すると、(減少の)勢いが止まらなくなる恐れがある。パチンコはホールに人がいないと成り立たない。それを防ぐためには何故、お客様がいなくなっているのか、そういう人(止めた人、やらない人)の意見を聞いてみないとわからない」と前置きしたうえで、今年1月から3月までの間に実施したパチンコの経験者、未経験者など5万サンプルの調査結果を発表、遊技人口の減少の原因について、(1)お金がない、時間がない、(2)面白そうだと思わない、遊び方がよくわからない、(3)必要な投資金額が高すぎる、(4)消費金額が高すぎる、(5)タバコの煙、うるさい音などパーラー環境が悪い、(6)業界全体にダーティなイメージがある、などの各要素を挙げた。
さらに、こうした状況を解決する施策として、サミーグループが取り組める活動として、(1)斬新かつ面白い遊技機創り、(2)喫煙者と非喫煙者が快適に共存できる空間創り(3)居心地が良い空間創り、(4)7号に呼び戻す為の仕組み創り、(5)ルネッサンス活動内容の業界への発信によるムーブメント醸成、の5つを挙げ、2010年3月までに遊技人口2500万人を目指すと語った。