パーラー向けのデビットカードの運営を行う日本決済情報センターの加盟店データによると、今年2月末時点のパーラーのデビットカード端末の利用状況は、日本レジャーカードシステムの端末導入店とナスカの端末(券売機)導入店を合わせた286店(前年同月233店)、デビットカード総売上合計は7億8100万円(前年同月4億4600万円)となり、導入店、売上ともに徐々に増加していることがわかった。
また、1人あたり1回の利用金額平均は8834円とほぼ横ばい。1店舗当たりの平均利用件数は11回、月当たりの平均売上は272万1000円となっており、この数字から試算するとデビットカードの1日1店舗当たりの平均利用額は約9万円強と、店舗の全売上に占める割合はまだ少ない状況だ。
導入店における利用率が低いのは日本社会全体のデビットカードの認知度が低く利用客が少ないことに加え、パーラー側のデビット端末の宣伝、PRが不足していることも原因になっているようだ。