三菱東京UFJ銀行は3月下旬から、企業の従業員が携帯電話やパソコンを使って指示することにより、給料日の前でも希望する日に実働分の給与を口座に払い込む新しいサービスを開始。大手パーラーチェーンのマルハンや、佐川急便の物流子会社などがすでに採用を決めた。3月24日付け日本経済新聞が報じた。
この新サービスによって前払いを受けた利用者には、給料日にその分を差し引いた金額を入金する仕組み。利用を希望する企業はまず、一定金額を三菱UFJ銀行に預金し、従業員が給与の一部前払いや経費の仮払いを請求すると、三菱UFJ銀行が従業員の個人口座に入金する。従業員は郵便局を除く金融機関の個人口座を使うことができ、三菱UFJ銀行に口座を開く必要はない。利用企業の手数料は最低1ヶ月5000円で、これとは別に月内の利用人数ごとに200円ずつかかる。
三菱UFJ銀行警備会社などのように一日単位や週単位で働く人を抱える企業がニーズが強いと判断し、新サービスを開始した。