今回のボランティア活動は、昨年来、日本海側を中心に豪雪被害が出ていることから可能な範囲で被害地の支援しようと企画したもので、都遊協青年部会員10名、都遊協事務局員2名のほか、同活動趣旨に賛同した日遊協ボランティア緊急派遣隊2名など計16名が参加した。一同は、2日午後1時過ぎから約4時間、翌3日は朝9時から約4時間、押付地区に住む80歳以上の1人暮らしの家屋など5戸の除雪を行った。対象家屋は、押付地区の自治体関係者が手配した。
作業現場のひとつ、津南町外丸丁の滝沢カオルさん宅では、家を取り囲むように積もった雪を除雪、青年部会員らはアルミ製のスコップやスノーダンプ(塵取り形の除雪道具)などを使って切り崩していった。また松浦サダさん宅でも同様に家の裏に積もった雪を崩し、近くの川まで雪を運び出した。
滝沢さんは「家の周りの雪がなくなって、部屋の中も明るくなりました」と笑みをみせ、松浦さんも「雪かきを他で頼むとお金もかかりますので、とても助かります」と感謝のことばを寄せた。
作業終了後、津南町議会の草津進議員が「2日間ありがとうございました。思ったより重労働だったでしょう」とねぎらったほか、押付地区の高橋徹区長も感謝の言葉を寄せた。亀田青年部会長は「いい経験をさせていただき、ありがとうございました。東京では自然に触れることなく生活していますが、雪の中でいい経験ができました」などと語った。