同社は、インターネットを利用したクレジットカード決済代行システムの開発・運営、電子マネーを利用したビジネスの構築、電子情報の通信に関するセキュリティシステムの開発等を主要事業として、昨年5月に設立した新規企業。
説明会では、同社がかねてより導入の準備を進めてきた「遊技機取引におけるクレジットカード決済」について、RBS(ザ・ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド/株式時価総額世界第5位の銀行)のクレジットカード決済部門であるWorldPayLimited(ワールドペイリミテッド)との業務提携契約締結により、導入が正式に決定したことが発表された。
このペイシステムは、遊技機を販売する販売商社等が会員となることで、遊技機を購入するパーラーのクレジットカード(VISA、MasterCard)によるオンライン決済を可能としたもの。パーラーは法人カード、あるいはオーナー等が所持する個人カードの各カード限度額まで利用できる。販社はこのシステムを利用するために、自社Webサイトが必要となるが、サイトを開設していない販社についてはモービック社で作成支援することも可能だ。決済は1週間毎に絞めて、翌1〜2週間後にRBSから直接販社に送金される仕組みで、従来なかった短期決済を実現させているのも大きな特長となっている。
事業説明をおこなった同社の広田社長は、「このシステムは従来の現金、あるいは手形に続く“第三の決済手段”に位置付けられる。約1000社あるといわれる販社のうち、初年度で1/3の会員数獲得を目指す」と独自のペイサービスによる業界参入の抱負を述べた。