2003年に発生したパチスロ機『ゴールドX』(ミズホ製)の不具合をめぐる損害賠償訴訟の進捗状況が12月5日に開かれた全日遊連の定例会見で報告された。
それによると中部地区で訴えを起こしていた2法人の原告パーラーのうち1法人については9月までに和解が成立。残る1法人については10月31日の一審判決で勝訴していたことが明らかにされた。判決では休業損害をはじめ監視費用、運送費、管理費用、変更承認申請費用、広告宣伝費などについて被告であるアルゼ(ミズホの親会社)に対し、債務不履行に基づく損害賠償責任が認定されている。アルゼはただちに控訴した。
一方、一審判決で勝訴していたもののアルゼ側の控訴により2審裁判に移っていた中国地区と関東地区の状況は、中国地区の原告パーラーとアルゼとの間で和解が成立。関東地区では審理継続中だ。
九州地区については一審裁判の審理が継続されている。