スピーカーのCLDが新製品発表会開催

　同社の扱う平面波スピーカーはコーン型スピーカーに比べ距離による音の減退が少なく、前後への指向性が高い。これにより比較的小さなボリュームでも遠くまでクリアな音を運べるという特長を持つ。

　今回、同社では設立２周年を迎えるにあたり、4品種を主力とするラインナップを揃え初めてとなる大掛かりな発表会に漕ぎ着けた。特に「ウォールデザイン」のコンセプトのもと開発された製品群では厚さが3センチあれば壁に埋め込めるというコンパクトなデザインを実現。同製品は既に有楽町マルイのパウダールーム等で採用されているが、パーラーにおいても島への埋め込み、トイレへの設置などで新たな音響環境構築への可能性が期待される。

　当日挨拶に立った同社・勝間社長は「当社が設立して2年経ったが、ようやく新製品の発表に漕ぎ着けることができた。今回のようなイベントは当社として初めての開催となるが、今後は毎年開けるように努力していきたい。今回発表した新製品はウォールデザインとのコンセプトのもと3センチの厚さがあれば壁に埋め込めるというもの。スピーカー表面のデザインが自由にできる等デザイナーさんの意見を聞き、こんなスピーカーがあればいい、というものを具現化した」と新製品に対する自信のほどを述べた。