「着うた」のおまけが付く端玉景品が登場

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 景品商社の(株)アレックス(東京都荒川区・上野誠社長)が9月1日付で音楽配信サービスの(株)リッスンジャパン(東京都目黒区)と業務提携を結ぶことが分かった。今回の業務提携は「着うた」ダウンロードのおまけが付く端玉景品を提供するためのもので、10月の発売を予定している。

 パチンコ景品は基本的に目に見える「物品」提供が原則。デジタルコンテンツの景品化についてはネットを介するなどして換金につながる可能性が指摘されているため、行政当局も慎重な姿勢を崩していないのが現状だが、アレックス社では、端玉景品自体は目に見える「携帯クリーナー」(75玉/300円相当)を提供、「着うた」はあくまで“おまけ”という位置づけで、物品提供の基本線を踏襲している。

 携帯クリーナーには「着うた」のダウンロードを可能にするIDパスがパッケージされている。コンテンツの代金は携帯クリーナーをアレックス社が買い取るにあたってリッスン社側に支払われる仕組みで、ダウンロードに際して新たにお客に課金されることはない。

 リッスン社はコールセンター最大手でインターネットサービス全般も手掛けるトランスコスモス(株)(東京都渋谷区)のグループ企業。リッスン社のもつアーティストデータベースは洋楽・邦楽あわせて150万曲。

 またこの端玉景品で注目されるのは携帯クリーナーのパッケージに同封されている厚紙に広告を掲載している点だ。10月の発売第一弾には、秋に始まるJRAのG1シリーズにあわせて競馬の情報サイト『確定馬ファイル』を運営する(株)レクサスデータ(東京都渋谷区)の広告出稿がすでに決定。アレックス社ではこの広告収入を卸価格の抑制に反映させる方針を示している。

 アレックス社は今年2月、先陣を切る形でインターネット景品システム『えらブー』を発表。パチンコ店内に設置されたタッチパネル式のモニターから地域の名産品など魅力ある景品をネット上で選べる仕組みを提案していた。問い合わせは(株)アレックス TEL.050-1561-6815まで。

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