日本遊技機工業組合では1月11日、都内のグランドアーク半蔵門にて新年会を開催した。井置定男理事長は冒頭、「本年は規則改正以降の経過措置の期限を迎え、大きな節目の年となる。ファンや社会の信頼を得てぱちんこ遊技が本来あるべき身近で手軽な健全娯楽を取り戻すため、一致団結して英知を結集しなければならない。製造業者として不正改造されにくい製造に務め、バラエティに富んだ少額で遊べる遊技機の開発、提供をさらに推進しながら、時間消費型で遊技を楽しむライトユーザーやオールドファンを掘り起こし、団塊世代にパチンコの面白さをもう一度再認識して頂くなどファン層の拡大に努めたい」と挨拶した。
来賓祝辞でははじめに警察庁生活安全局生活環境課・井口斉課長が「昨年のこの席で、パチンコ産業は大転換期にあり、今年は正念場の年となるとお話しした。本年は我々行政と業界が連携して大きく分けて3つの点について取り組み、結果を出さなければならない」と述べ、(1)射倖性の適度な抑制(2)不正改造の防止(3)賞品取り揃えの充実??の3点を挙げた。
井口課長は「以上の3点はいずれも本年中に結果が判るまさに正念場の年。適度な射倖性については6月末までに新基準機に変える中、ただ機械を変えるのではなく、新しい基準に合った遊び方、経営もその基準に合ったビジネスモデルを考えて頂いているところ。遊パチの開発を引き続きおこなって頂くとともに、昨年に引き続き、わかりやすく、面白く、不正改造されにくく、安いといった機械を市場へ出して頂きたい」とメーカー各社に要請した。