PB機問題で同友会・吉川代表理事が辞任

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 有限責任中間法人・日本遊技産業経営者同友会は1月17日、定例記者会見を開き、同会のプライベートブランド機『CRチューリップ物語IV』にトラブルが生じた責任をとって吉川篤代表理事が辞任したこと等を報告した。会見には辻井正房副代表理事、高濱正敏副代表理事らが出席し、吉川代表理事は姿を見せなかった。

 『CRチューリップ物語IV』のトラブルは、昨年10月に発売した初期ロット497台の一部に型式試験時とは違う「玉送りカセット」が製造段階で混入していたほか、カギ穴をハウスキーに変更した際に不具合が生じることが発覚し、行政手続き上の関係から、導入パーラーでは稼働を一時停止しなければならない事態に発展していた。同機は同友会が手軽に安く遊べる遊技機として開発し、大和工業が製造したPB機で、同友会の会員パーラーのほか、その趣旨に賛同する東京都内や大阪府内の一部パーラーも設置していた。

 辻井副代表理事の報告では、11月1日の緊急理事会において、これら一連の問題をめぐって吉川代表が辞意を表明。他の理事らは、今回の問題はメーカー側の初歩的なミスが要因のため吉川代表の慰留に努めたが、「吉川代表は責任感が強く、辞任の意向は変わらなかった」(辻井副代表)とし、12月5日の理事会において、今年5月に開催される第2期総会まで高濱副代表理事を代表理事代行とすることを決定した。吉川氏は代表理事と理事の役職を辞任し、会員としては同友会に残るという。

 高濱代行は「業界が大変な状況の中で、私で務まるのかと思ったが、覚悟を決めてお受けした。吉川氏の下、同友会は様々な提言をし、実行してきた。ホール団体は今まで別々に行動していたが、それでは健全化にならないとして、連携を深め、健全化に邁進してきた。この流れはさらに深めていかなければならない」と決意を表明した。

 一方、今回の『チューリップ物語IV』のトラブルに関して、メーカーの大和工業から導入パーラーへの営業補償については、高濱代行は「導入企業の損害状況がバラバラのため、大和工業と各企業が交渉することになる」と述べた。また、今後のプライベートブランド機の開発に関しては、辻井副代表が「こうした事故があったので止めるべきかの議論はあったが、理事全員の意見として、ホールや客のニーズを捉えた遊技機をつくるべきとの結論が出され、開発は継続していくことを決定した」と述べた。

 その他、同日おこなわれた理事会報告として、新規会員1社、賛助会員1社の入会を認めたこと等を報告した。

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