帝国データバンクによるとパチンコ台運送を専門に手掛ける(株)ショーゴ(福岡市)が11月10日、福岡地裁に民事再生法の適用を申請した。
同社は九州地区でパチンコ台やパチスロ台をメーカーからパーラーに納品するまでの物流全般を請け負っていた企業。昨年の決算では過去最高となる約17億4300万円の年収入高を計上していたという。
しかしその後、新物流管理ソフトへの移行に不具合が発生。新システムの本格稼働が10月以降にずれ込んだことや、今年6月から7月にかけて実施された洞爺湖サミット開催に伴う遊技機の入替自粛の影響から急速に収入高が縮小。ソフト修復のための追加費用も追い打ちをかけ、7月から9月にかけて金融機関から合計約1億3000万円の追加融資を受けていた模様だ。
負債は約40億円が見込まれるという。