植樹を前に挨拶に立った伊豆理事長は、「昨年に続いて植樹活動を実施できるのは、組合員全員が高い意識を持ち参加しているおかげ。本日は雨天で気温が低いなど環境には恵まれなかったが、けがのないようがんばってほしい」と述べた。植樹には組合員とその家族など約130名が参加し、山桜や栗の木など391本の苗木を植えた。また、同組合の植樹活動は5年計画となっており、今後は1年に1回以上、同町を訪れ、植樹場所の保全活動も実施していく予定。
このほか、植樹前日の11月7日には大阪府庁内で植樹活動の調印式が行われ、この中で、アドプトフォレスト制度の協賛とともに実施した「大阪府みどりの基金」への寄付に対し大阪府から感謝状が授与された。授与式では小河保之副知事が「大阪府内は林業が衰退し、森林の荒廃している状況が多くみられる。府では今後の地球温暖化防止や多様な生物の確保などを目的にアドプトフォレスト制度を立ち上げ、大阪府みどりの基金では小学校等の校庭の芝生化などに取り組む自治体を援助し、地域の緑化活動環境保全に努めている。今回の協賛や寄付は大変感謝しており、府内の緑化意識を一層高めていきたい」と感謝を述べた。
なお、「アドプトフォレスト制度」とは、大阪府が希望する事業者等と森林所有者の仲人となり、同府と活動場所の市町村、森林所有者、事業者等の4者間で、活動内容や役割分担等を含む「4者協定」を結ぶもの。この協定の上で協賛する事業者は、間伐や植樹、下草刈りなどの活動が行える。