兵遊協青年部会セミナーでG&E吉田学校長講演

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 兵庫県遊技業協同組合青年部会(権和人部会長)は10月9日、神戸市内の兵遊協組合事務所においてゲーミング&ビジネス ビジネススクールの吉田永学校長を講師に招いた経営セミナーを開催した。

 この中で吉田学校長は、レジャー白書の統計をもとに日本の余暇市場が1996年(約90兆円)をピークに年々右肩下がりに推移しているものの、インターネットや複合カフェ、岩盤浴などニューレジャーと呼ばれるジャンルがすでに10兆円強の市場を形成。これらニューレジャーを含めた余暇市場(約85兆円/07年)でみると減少幅はかなり圧縮されると述べた上で、「パチンコ産業は、ホール間の競争激化に加え、厳しいレジャー間競争にも晒されている」と市場環境の変化を指摘した。レジャー白書が報告した07年のパチンコ市場規模(貸玉・メダル料金の総額)は約23兆円。ピークだった95年の約30兆円の約4分の3に縮小している。

 こうした激しい変化の中でホール企業として勝ち抜くため、経営理念に基づく経営戦略、組織力、仕組みの構築の重要性を吉田学校長は強調。その一つのアプローチとして中堅幹部が中心となって会社が目指す方向性を全社的に浸透させる組織づくりを提案した。

 同スクールはSANKYO、サミー、フィールズの3社の共同出資のもと06年4月に開講した業界初の本格的なビジネススクール。

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