3月期決算の上場企業1595社(新興3市場と金融を除く)のうち、08年3月期末の「実質無借金企業」のランキングで遊技機メーカーのSANKYOが12位にランキングしたことが日本経済新聞調べでわかった。6月25日付けの同紙が報じた。
「実質無借金企業」とは、貸借対照表(B/S)の現預金と短期保有の有価証券を合算した手元資産から、借入金や社債などの有利子負債額を差し引いて算出した手元資金超過額がプラスとなった企業。SANKYOは手元資金超過額が2593億円で12位となった。
SANKYOの08年3月期は、パチンコの『フィーバー春のワルツ』『KODA KUMI FEVER LIVE IN HALL』『フィーバー創聖のアクエリオン』の販売台数がいずれも10万台を超え、さらにBISTYブランドの『新世紀エヴァンゲリオン 使徒、再び』が20万台近い販売実績を収めたほか、パチスロでもBISTYブランドの『新世紀エヴァンゲリオン まごころを、君に』が10万台を販売。連結売上高は2805億1100万円(前期比41.9%増)と同社過去最高を記録していた。