それによると同日午後4ごろ保護者が救急車の出動を要請。同店駐車場に到着したことを受けて同店従業員が消防署へ事実関係を問い合わせたところ死亡事故を確認したという。問題の保護者は午後2時ごろ併設されている託児所に訪れていたが、すでに定員に達していたため、安全管理上の理由から利用を断られていた。
同店では1〜2時間おきに駐車場の清掃にあわせて安全点検を普段から実施していたが、「今回は残念ながら発見できませんでした」としている。
今回の事故を受け同社では14日付で全店舗(4月11日現在で227店舗)に対し駐車場の見回り及び店内放送の徹底を通知。再発防止に向け一段の安全管理を指示した。加治木店はパチンコ機480台、パチスロ機160台。512台収容可能な駐車場を完備している。
一方、事故発生から一夜明けた15日、地元有力紙の西日本新聞はじめ読売、毎日、NHKなど主要メディアが今回の事故を一斉に報じた。
それによると事故で亡くなったのは1歳7ヶ月の男児。車に戻った母親(35)が口から泡を吹いていた男児を発見した。「消防隊員が駆けつけたときには、すでに心肺停止状態だった」(15日付読売新聞電子版)という。鹿児島県警は死因を熱中症とみている模様だが、司法解剖して死因を特定するとともに、母親を重過失致死の疑いで取り調べる方針。事故当日の最後気温は21.9度(午後2時46分)。5月中旬から下旬並の暖かさだったという。