最大のポイントはミドルスペックでありながら大当たりや確変時の“右打ち”による時間効率を追求していること。また課題に挙げていた“信頼度”についても50%を超える「6大激アツ演出」を盛り込むなど、期待が信頼を裏切らないゲーム性が意識されている。
前日9日に開かれたプレスカンファレンスで同社の榎本社長は、「今後は信頼度という点を重視し、すべての層から不満が出ない機械づくりに努めたい。ただ(演出の信頼度を引き上げる分だけ)確率が遠くなる(大当たりまでに距離感が出る)ことも考えられるが、そこは今までのノウハウで十分に補完できたと思っている。いずれにせよその口火となるのが『あしたのジョー』だ」と述べるとともに、ゴールデンウィーク前に照準をあわせて第2弾となる『水戸黄門2』をリリースする予定にあることも明らかにした。
同機はギミック演出も多彩だ。主人公・矢吹丈から繰り出される「右ストレート」ギミックや、液晶上部にある“あしたのジョー”と書かれたタイトルそのものが動く「タイトル」ギミック。最大4回転ながら期待度30%オーバーの「力石幻影ゾーン」突入時に発動する「力石アッパー」ギミックに高確率30%オーバー確定の「段平特訓モード」突入時に飛び出す「段平」ギミック。そしてライバルたちとの激闘リーチ演出の開始を告げる「ゴング」ギミックが用意されている。
大当たり確率は1/319.6。確変突入率100%の回数切り仕様で、確変継続は大当たり終了後54回転までとなっている(電サポは50回転まで)。継続率は79%、特賞出玉は約1200個(11ラウンド×9カウント)となっている。
納品は2月7日から。
【大当たり内訳】
●ヘソ入賞時
「出玉有・電サポ有」58%:「出玉無・電サポ無」(潜伏)40%:「出玉無・電サポ有」1%:「ジャンプアップボーナス・電サポ有」1%
● 潜伏時
「出玉有・電サポ有」58%:「出玉無・電サポ有」41%:「ジャンプアップボーナス・電サポ有」1%
● 電チュー入賞時
「出玉有・電サポ有」100%
※ ジャンプアップボーナスとは「出玉無・電サポ有」と思いきや「出玉有」となる大当たりのこと
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