フォーラムに先立って開かれた記者発表会で小形社長は、「今回のカードシステムはファンの皆さまに便利で使いやすいものを提供したいという思いで開発し、従来なかったセキュリティ性も実現している。今後もホール企業の経営合理化、そしてファンサービスのお手伝いができるような製品開発とサービス強化に努めていきたい」などと挨拶。その後、同社執行役員の月東康慶事業企画部長が新システムの概要説明を行った。
『PAPIMO(パピモ)』は昨年7月に発売された会員管理システム。ケータイを端末にかざすだけで貯玉・再プレイ、景品交換などを素早く行える業界初の機能を有し、今年6月までに200店舗超のパーラーに導入されている。今回発表されたプリペイドカードシステム『G8 PAPIMO』は、パピモの機能を応用し、各台でケータイによる再プレイを実現。さらに各台でパチンコ玉の計数が行えるCRユニット一体型各台計数機もラインナップに加えた。
関連機器はCRユニット『JCP-100』、ノズル付きCRユニット『JCT-100』、メダル貸機『JMM-100/101』に加え、ノズル付きCRユニットに各台計数機を組み合わせた『JCT-110』の4製品。ノズル付きCRユニットを導入しておけば、後からでも比較的容易に各台計数機を付加できるという。
『G8 PAPIMO』のその他の特徴は以下のとおり。
●アプリなどのダウンロード不要でケータイを端末にかざすだけで利用可能
●ケータイ使用時のパケット料金などは不要で利用可能
●会員カードの在庫管理や維持費の削減などでコスト低減に貢献
●パピモ導入店であれば1台のケータイでどのパーラーでも利用可能
●直前カードロック機能でカードの不正使用を防止
●I・T・Aヴィデオ・サービス社と共同開発の各台カメラシステムでゴト行為などの不正を防止