ダイナムHD佐藤社長が新ブランド『信頼の森』発表

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「信頼の森」構想を発表したダイナムHDの佐藤社長。

 大手パーラー企業のダイナムの持株会社であるダイナムホールディングスの佐藤洋治代表執行役社長は2月27日、都内で開かれた第28回PCSA経営勉強会で低貸玉営業店の新ブランド『信頼の森』を3月から全国的に展開する構想を発表した。

 この構想は、「気軽で楽しいコンビニパチンコ、そして健康対策」をキャッチフレーズとし、パチンコ1円・パチスロ5円の低貸玉営業店を《信頼の森》という統一店名でチェーン展開するもの。経営企業はダイナム以外にも門戸を広げ、新機種や中古機、一般景品などを共同購買することでスケールメリットを活かす「ボランタリーチェーン」として店舗を展開するのが大きな特徴。そのためフランチャイズチェーンにおける手数料等は発生しない。また参加企業の条件については「信頼の森グループ」の仲間企業として、各企業間で5%以内の株式を持ち合うことを想定している。

 講演の内容によると『信頼の森』の概要は、(1)パチンコ1円・パチスロ5円による低貸玉営業店、(2)台移動や景品交換時も簡単の各台計数システムを導入、(3)パチンコの機種数を豊富に揃え、とくに大当たり確率100分の1前後の甘デジタイプをパチンコ全体の6〜7割導入、(4)景品はコンビニエンスストア並みの1250アイテム取り揃える、(5)完全分煙を実施、(6)店内の騒音を抑える機器を導入、(7)店内のウイルスや細菌を99%無力化する空気浄化システムを導入、などが挙げられる。

 また佐藤社長は《信頼の森》の第一号店として、3月20日に秋田県の《鷹ノ巣店》をグランドオープンする予定で、09年中に約30店舗の出店を目指す考えを明らかにした。

 同日、「ダイナムの大変革から『信頼の森』への挑戦」をテーマに講演した佐藤社長は、「低貸玉営業は商圏が非常に狭く、信頼の森は既存の営業スタイルとはバッティングしないため、人口約3万人あたりに1店舗の出店が成り立つ業態。将来的には全国3000店舗は展開できるだろう」などと述べた。

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