傘下にP店企業持つアゼルが破産手続き開始

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 東証ならびに大証の第1部に上場し、傘下グループにパチンコパーラー経営企業を持つマンション分譲および建築請負の(株)アゼル(東京都大田区)が3月30日、東京地裁に自己破産を申請、同地裁より破産手続き開始決定を受けたことがわかった。

 アゼル社のホームページによるとパーラー経営部門のグループ会社は(株)エヌケイ商事(東京都大田区)。東京と愛媛に2店舗ずつ計4店舗を展開している。

 帝国データバンクによるとアゼル社は1956年(昭和31年)の創業。建築工事を主体事業として出発した。その後、自社開発による分譲マンション販売に進出する一方、パーラー経営にも参入。82年12月の上場後もグループ会社を通じてパーラー経営を続けていた。

 しかし不動産業界を取り巻く環境の悪化。昨年9月の米国発の“リーマン・ショック”がこれに追い打ちをかけた模様だ。

 負債総額は442億円。

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