議事録によると長崎議員は、現在の経済対策、景気対策の中で緊急保証が多くの企業にとって役立っている点を評価する一方で、現在のパチンコパーラーは射幸心をあおることを理由に信用保証の対象になっておらず、そのため緊急保証の対象にもなっていない点を指摘。その上で、「私自身、余りパチンコはやったことないですけれども、ただ、これが今実は大きな雇用を抱えているのも事実だと思います」と述べ、「雇用を確保するという観点からも、この業種に対して保証の拡大というものを探る可能性はないのか」と問題を提起。
また、射幸心をあおることを理由に信用保証の対象外となっている点についても、そもそもパチンコは射幸心があるからこそ都道府県の公安委員会の許可制となっているとし、「社会的な害のない範囲で管理されているものに対して一律に保証の対象にしないというのは、ちょっと粗っぽいところが、もう少しきめ細かくできないかなと思います」と述べている。
これに対して、長谷川榮一中小企業庁長官は、雇用面においてパチンコが貴重な産業であるとの認識を示しながらも、信用保証の拡大については、「従来から射幸心をあおるものについては、(中略)やはり一線があるのではないかというふうな理解をしております」と回答した。