進化系ぱちんこを特徴づける最大のポイントは「チャンスゾーン」という新概念を搭載している点。擬似連やスペシャルリーチ、小当たりやステップアップ予告などの要素で組み立てられていた従来の大当たりまでのプロセスに新たに「チャンスゾーン」を追加し、たとえばチャンスゾーン中に擬似連やスペシャルリーチなどの演出が重なったときには従来以上に期待感の膨らむ仕組みが提案されている。
チャンスゾーン突入の鍵を握るのがステージチェンジ。『ぱちんこ キン肉マン』のステージは期待度によって3段階・計6つが用意され、ステージチェンジに際しては液晶前に突如、下から突き上げるように「肉」と書かれた役物ギミックが飛び出す。
もっとも期待度の高いのは「キン肉マン」ステージ。次が「ウォーズマン」と「テリーマン」の2つのステージで、「ウルフマン」「ロビンマスク」「ブロッケンJr.」の各ステージがこれに続く。
ステージ移行にはさまざまな法則がある。一例をあげると中位ステージの「ウォーズマン」「テリーマン」の両ステージが頻繁に行き来するパターンや、「テリーマン」が長めで「ウォーズマン」は短めの場合はチャンスアップ。また下位ステージに転落したほうがかえってアツいケースがあるなど奥深いゲーム性も注目だ。
もう一つ目を引くのはバトル仕様でありながら約1/317.8というミドル前半の確率帯が選択された点。バトル演出も今回はラウンド中に組み込むなど、バトルの興奮と出玉感を同時に楽しめるようになっている。バトルに勝てば確変継続、負けると時短(40回)に突入する。確変突入率は80%。特賞出玉は約1100個(9R×9C)。平均出玉は約4800個。
一方、第2弾の『グラディエーター』は同じくステージチェンジを柱としつつ、大当たり確率を一段と引き上げているのが特徴。大当たり確率は約1/288.6、確変突入率は79.5%、時短は40回だ。特賞出玉は約1000個(8R×10C)、平均出玉は約4300個。9基のドラムと透過液晶がリンクする表現力も注目だ。
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