プレス発表会には同社の浦田英生開発生産本部長、今井義人営業部長、ビズシェア(株)の古澤淳宏営業部長が出席。冒頭、浦田開発生産本部長がコナミと株式交換契約を締結したことを報告し、「当社は(平成23年1月1日をもって)コナミの完全子会社となり、同時に上場を廃止、新たにコナミグループとして再生することにより、互いのノウハウを融合し、さらなる企業価値の向上を目指していく」と述べた。
今回発表された同機は2004年に販売された初代『サイボーグ009』、さらに06年に発売された『サイボーグ009SP』に続くシリーズ第3作目。1960年代に連載がスタートした石ノ森章太郎のSFコミックがモチーフになっている。
浦田氏は新機種の特長について、「従来のART中に上乗せゲーム数をプラスするという概念から、かける(×)という概念に変えた。ART中にRBが成立すれば加速装置が発動、『上乗せゲーム数倍率抽選システム』によって最大400Gの上乗せゲーム数が決まる」と説明した。また、大容量16ギガによる美麗映像の実現と共に筐体のセキュリティレベルを強化したことを強調した。
さらに今井営業部長は同機のプロモーション展開について、「ネット媒体を活用して原作のファンにアプローチすると同時にパチンコファンにもモバイルサイト『アビリット共和国』などの情報提供を行い、一般のプレーヤーにいち早く機種を体感して頂くことでパーラーの稼働を支える」と述べた。納品は11月下旬から。
なお、プレス発表会の後は、プレミアムファンイベントを同会場にて開催、同社およびパチスロ攻略マガジンのモバイルサイトから応募した一般ファンの中から約150名を招待した。
イベントにはスロマガの人気ライター5名も参加。バトル大会やビンゴ大会などが行われ、特にバトル大会ではライターとファン4名ずつを加えた5対5で、新機種の特長でもある「加速装置」発動時の倍率の合計ポイントを30分間で競い合った。バトルに参加した男性ファンは「ARTがすごい。まだ3000ゲームも(ARTゲームが)残っていた」とコメントするなど、倍率抽選によってARTのゲーム数が上乗せされていく「加速装置」の魅力を十分に体感した様子だった。
(C)2001石森プロ/サイボーグ009製作委員会 イラスト 紺野直幸