中古機流通の新運用方法が明らかに

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 中古機流通協議会(金本正浩委員長)は3月30日、東京・市ヶ谷の全日遊連会議室にて記者会見を開き、6月1日から開始される中古遊技機流通の新運用方法について概要を説明した。

 新運用方法のポイントは、型式の同一性を担保するための保全措置と、遊技機取扱主任者とパーラー管理者の責任の所在の明確化、の2点。

 保全措置に関しては、遊技機取扱主任者による点検確認は撤去された遊技機に対して行い、点検確認を実施した遊技機はパチンコ機なら指定のビニール袋で包み、パチスロ機であれば施錠した後にセキュリティシールが貼付される。そのため6月1日以降は、必然的に点検確認が実施された遊技機を営業に使用できなくなる。

 また、納品後はパーラー管理者による「点検確認受渡書」への署名・押印で受け渡しが完了するが、従来通り遊技機取扱主任者は設置後の点検確認を実施し、設置先のパーラー管理者も「点検確認受渡書」に記載される点検項目(パチンコ27項目及びパチスロ25項目)を確認し、異常がないと認めた上で署名する。この段階で責任の所在は遊技機取扱主任者からパーラー管理者へと移ることになる。

 その他、撤去された遊技機であることを証明する「撤去遊技機明細書」、パーラー管理者が撤去する遊技機が正常であることを確認して作成される「遊技機点検確認書」の新規書類(共に設置元のパーラー管理者が作成)、保管場所と納入業者を明らかにする「保管・納品確認書」(納品確認書を改正)の各種書類も追加される。

 今後は運用開始に向けた2ヶ月間で、研修会等を通じて全日遊連傘下の各都道府県方面組合と全商協傘下各地区遊商及び回胴遊商が共同して周知徹底を図っていく。

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