サン電子、遊技台部品事業の好調等で大幅増益

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 サン電子は11月4日、平成24年3月期第2四半期(平成23年4月1日〜9月30日)決算短信(連結)を発表した。

 遊技台部品事業(制御基板及び樹脂成形品)では、パチンコホールでの新台入替の再開に伴い、パチンコ制御基板の販売が順調に推移し、売上高31億9100万円(前年同期比5.2%減)、営業利益4億1400万円(同420.7%増)と大幅な増益となった。一方、ホールシステム事業では、パチンコホールの収益環境が厳しい状況で推移する中、設備需要の低迷等の影響により低調に推移。売上高17億2900万円(同7.4%減)、営業利益9000万円(同72.4%減)で推移している。

 この結果、グループ全体の第2四半期連結業績は、売上高74億8300万円(前年同期比5.5%増)、営業利益3億6000万円(同458.2%増)、経常利益3億6500万円(前年同期は800万円の営業損失)、四半期純利益2億5500万円(前年同期は6000万円の四半期純損失)で推移している。

 なお、同社では遊技台部品事業において、パチンコ制御基板の販売が順調に推移していることや、モバイルデータソリューション事業において、Cellebrite社のモバイルデータトランスファー機器の販売が順調に推移していることに加え、製造原価低減・販売管理費削減を強力に推進。これらによって、売上高・営業利益等がそれぞれ当初予想を上回る見込みとなったことから、10月31日付で8月4日に公表した第2四半期累計の連結業績予想を上方修正しているが、円高やタイ国で発生した電子部品の供給懸念等により、先行き不透明な状況が続いていることから、通期業績予想は変更していない。

 平成24年3月期の通期業績予想は次の通り。
売上高135億円(前年比1.5%減)
営業利益5億円(同126.6%増)
経常利益5億円(同114.0%増)
当期純利益3億円(同111.4%増)

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