飲料サービス事業では、パチンコホールの客に対して自販機のソフト化によるサービス価値を高め、カップ飲料自販機の利便性を向上させる「アオンズ・カードシステム」において、店舗の広告宣伝メッセージやイベント告知等を刷り込める新カードの販売強化に取り組むとともに、遊技場等のコーヒーサービス(カフェスコ)では、不採算店舗の積極的なスクラップ・アンド・ビルドを実施。この結果、同事業におけるセグメント売上高は3億円(前年同期比10.4%減)、セグメント利益は3100万円(同32.2%減)と減収減益となっている。
一方、飲料製造事業では、同社グループを挙げて取り組んだ自社ブランド飲料の製造が好調に推移するなど、製造数量は前年同期比119.4%と大幅に増加。この結果、同事業におけるセグメント売上高は68億3100万円(前年同期比88.4%増)、セグメント利益は2億9900万円(同175.2%増)となり、第2四半期累計期間におけるグループ全体の売上高は187億3000万円(同18.3%増)、営業利益5億9800万円(同49.5%増)、経常利益5億9600万円(同57.4%増)、四半期純利益4億5000万円(同68.8%増)と大幅な増収増益で推移している。
なお、同社では同日付で業績予想の修正も発表。飲料製造事業の業績が順調に推移していることなどから、通期業績予想を上方修正している。修正後の平成24年3月期の通期業績予想は次の通り。
売上高320億円(前回発表予想315億円)
営業利益5億7000万円(同5億3000万円)
経常利益5億6000万円(同5億1000万円)
当期純利益3億5000万円(同3億円)