平和、ゴルフ事業への参入を表明

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 平和は10月28日、東京・上野にある同社本社で「PGMホールディングス株式会社株券等に対する公開買付けの開始」に関する記者会見を開催。ゴルフ場経営のPGM社を連結子会社化とするとともに、PGM株の公開買付けを前日27日から開始したことを発表した。公開買付け期間は11月28日まで。買付け価格は普通株式1株につき5万2000円。

 PGM社の筆頭株主は「LSF Transcontinental Holdings SCA」。LSF社はPGM社の株式76万株(60.9%)を保有していたが、今年5月に入り株式譲渡を目的に協議を開始。9月までに平和を譲渡先として最終的に選定していた。LSF社はすでに今回の公開買付けに応じており、今後はLSF社以外の株主が対象となる。

 PGM社は2004年12月の設立以来、経営破綻した国内のゴルフ場の取得を積極的に実施、事業を拡大し、翌05年には東証一部に上場。06年12月末までに保有・運営するゴルフ場数は100を超えた。直近2010年12月期のPGM社の業績は売上高795億円、本業の儲けを示す営業利益は116億円、経常利益78億円を計上している。

 記者会見で平和の石橋社長は、「PGM社のゴルフ場経営は安定した収益を確保できる魅力的な事業。当社の新たな収益の柱に育てたい。考えてみればパチンコもゴルフも時間消費型レジャーという点では同じ。今後は総合レジャー企業として成長を目指したい」と抱負を述べた。PGM社の上場は連結子会社化も維持する方針。

 会見には平和の石橋保彦代表取締役社長、同・嶺井勝也代表取締役副社長、オリンピアの兼次民喜代表取締役社長の3名が出席した。

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