愛知県遊協(森山定幸理事長)が6月2日までに、7月から9月までの丸3ヶ月間について「平日・月2日以上」の輪番店休の実施を傘下組合員ホールおよび非組合員ホールに要請していたことがわかった。
愛知県は中部電力管内。同管内にある浜岡原発は政府の方針により5月に運転を停止した。この影響から電力需要がピークを迎える夏場の節電対策が緊急課題に浮上していたが、愛知県遊協では中電関係者から管内の電力事情について説明を受けるなど対策の検討に入っていた。
特徴的なのは平日の中でもとくに「月・火・水」曜日に店休日を設定するよう要請している点。遊技機入替時等の機会をとらえて可能なかぎり月曜日から水曜日に店休することを求めている。
背景には電力需要が増す平日の節電に配慮した日本自動車工業会が土・日曜日の週末休日を木・金曜日に振り替える緊急対策を決めた事情がある。トヨタ自動車のお膝元である愛知県は自動車産業の関連従事者が多いが、こうした人たちの中にいるパチンコ・パチスロファンにも休日遊技を提供できるよう考慮したものだ。
また愛知県遊協では他の節電対策として、エアコンの設定温度の引き上げや空調機器の清掃、ネオン、看板、屋外照明、ホール内照明、自販機照明の節電、LED照明への変更等も要請している。